読書の秋 おすすめ小説3選
読書の秋 おすすめ小説3選
こんにちは。愛玩動物看護師の松田です。
暑い夏もようやく終わり、過ごしやすい季節がやってきましたね~。
なんて言ってるうちに、あっという間に寒くなってしまうんでしょうか😅
短い秋を楽しんで過ごしたいものです!
食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、などともいわれますが、
個人的には読書の秋にしたいなぁと思っています📚買ったまま放置されてる本が山ほどあるんですよ~😅
昔から本を読むことは嫌いじゃなく、月に1-2冊程度ですが読むようにしています。
今年に入ってからは意識的に『犬猫が登場する小説』を読んでいるのですが、動物が活躍するお話は時にあったかい気持ちになったり、時に共感して胸が熱くなったり、時に泣けてきたり…と、感情を乗せやすく、あっという間に読み終えてしまいます。
感想文を書いたりするのは苦手なタイプですが、せっかく良い本に出会えたので誰かに伝えたい…。
というわけで、今回は松田おすすめの動物が出てくる小説3選、ご紹介します。
興味のない方はここで戻ってくださいね(笑)
①最後の毛布 著:近藤史恵(角川文庫)
犬の最期を看取る『老犬ホーム』を舞台にした作品です。舞台は老犬ホームですが、動物が活躍するというより、ここで働くことになった主人公が、苦手だった人付き合いや疎遠な家族との関係を改めて考え直す、というお話です。
犬を預ける人の理由や事情は様々で、子供に死を見せたくない、最期を看取りたくない、など、読んでいると同じ動物を飼っている身として憤りを感じたり、やるせない気持ちになることもあるかもしれません。しかしながら終生飼養に努めるのが飼主の義務とはいえ、老犬ホームという受け口は今後もっと増えていくといいな、と動物とかかわる仕事をしている人間として強く感じた一冊です。
②迷犬マジック 著:山本甲士(双葉社)
家族から認知症を疑われているおじいちゃん、商店街で路上ライブをする若者、メタボ気味の中年男性、会社を辞めたアラサー女子。そんな4人の冴えない日常にひょっこり現れた迷い犬『マジック』。マジックとの出会いで4人に小さい奇跡が訪れる、ハートフルでユーモラスな作品です。
物語の性質上どうしようもないとはいえ、「おーい!それはあかん!」と感じてしまうシーンはあるものの、動物と暮らしたことがある人ならみんな知ってる、動物の持つ不思議なパワー。犬や猫って魔法使いだよね、うんうん。と共感できるシーンがたくさんです。
大人気作で続編も出ていますよ。犬好きさんに読んでいただきたい!
③みちづれの猫 著:唯川恵(集英社)
人生の様々な場面で猫に救われてきた女性たちのお話です。短編集なので読みやすいかなと思います。一つ目の『ミャアの通り道』というお話は、忙しいからなんだと、実家に帰らなくなってしまっていた主人公ら兄妹が、実家の猫の死期が近いことを母親からの連絡で知り、急いで帰ったところで今まで目をそらしていた部分に気づく、というようなお話なのですが、想像できすぎてしまってぼろっぼろ泣きました。子供のころに自分が飼ってくれとお願いしたのに、社会人になって犬猫を親に任せて家を出た、そんな経験がある方はこれを読んで今すぐ実家に顔出してほしいです(笑)
皆さんのおすすめも教えてください!
今回はとりあえず3つだけご紹介しましたが、本当はもっともっとお勧めしたい素敵な作品がたくさんあるんですよ~!説明が苦手なので作品の魅力がこれっぽっちも伝わっていないような気がしてなりませんが💦これからも動物が登場する作品読んでいこうと思います。
みなさまのおすすめの小説も教えていただけると嬉しいです😊
それではまた~。